今日のPIT
来年の予感 ジスペケ125
お店の駐車場に一台の青いマシーンが、今年も年末最後の営業日となり来年の事に思いを馳せると、今後150年以上にわたり進化し続けてきた内燃機関はどうなるんだろう、電気自動車の話題が引っ切り無しに耳に入ってきます、化石燃料を思う存分楽しんだ世代としては、罪悪感も芽生え、複雑な心境です、これから先は予測不能な時代が待っているのでしょうか、でもきっと楽しい時代です。
とは言え、目先のことに話を戻すと、一台の青いマシーン。
AF-1作動状況。
エンジン始動直後は16付近まで薄くなることが有り、暖気してエンジンが温まってくるとご覧のような数値でアイドリングしています、アクセルをスナップすると13近辺に濃くなり、アイドリングでは14近辺で落ち着きます、現代の水冷4サイクルエンジンのコントロールです、さすがノーマルECU凄く細やかにコントロールしていきます、2サイクルから空冷4サイクルと進み、日ごろ空燃比は12とか11.5とか言っていることが、非常識に感じます、エンジン冷却の為、本来のエンジン特性を犠牲にしていたのでしょうか、特別な使い方、例えばレースなどは別ですが、エンジンをボアアップして、ツーリングも行きたいし、などと考えた場合現状の空燃比を見直したほうが良さそうですね。これから一般道を走行してデーターを整理します、スクーターと違い回転の全域を使うことが出来るので、また新しいことを発見できる事が楽しみです 。
そしてお決まりのボアアップも控えています、手元にボアと旧式になりますがmini5がありますので順次テストしていきます、セットになるのはminiXとなりますが、まだデリバリがこのシリーズは不安定ですので、しっかりmini5を楽しんでからです、こうご期待。
シグナスX、DOHC
今日の国内シグナス グリファス
今日のK氏のシグナス、グリファスは主に足回りから。KN企画さんのおかげで国内販売されたグリファスもパーツ付け放題です、どれをチョイスするか迷ってしまいます。
次にディスク関係です。
シグナス、グリファスはこれからカスタムの主流なる予感がします、台湾でもパーツの開発が進んでおり、水冷エンジンがこれからのスタンダードになってくるのではないでしょうか、当店では早くからNMAXのエンジンボアアップなどを経験していたので、抵抗無く作業できますが、NMAX、Tricity,、エアロックス、そしてグリフィスと同系列のエンジンでは有りますが、それぞれ使用する部品が少しづつ異なるので、慣れるまでは大変かと思いますが、是非楽しんで下さい、aRacerからも新しいフルコンminiX が発売されるので、楽しさ満載です。
最後に今日のワンショット
wa-taihennda korewa naiwa matakayo
シグナス グリファスなK氏
今日の国内グリファスはどうでしょう。
代胆にもボアアアプ&ストロークアップを試みたまでは良かったのですが、せっかく用意したオイルポンプが付けられない事件勃発、本来ならここで作業終了ですが、カスタム魂の火は消えず、丁度近所で火事騒ぎもあり、とにかく前進あるのみ、一気にエンジンを組み上げました、K氏は長年のNMAX水温問題と格闘した経験から、水温対策を既に考えていました、がしかし、事もあろうことに、その対策とは、ラジエータ一つで水温が上がるなら二つ付ければいいじゃん! なんと、へ~そうゆう事、デモね取付大変でしょう、まあ完成を楽しみにしましょう。
わ☆、ラジエータ付いてる、エンジンも動いている、早速ボアデーターに合わせPCで調整していきます、何事も無くエンジンが心地よく回り続け、水温もアイドル状態で80度近辺を行ったりきたり、サーモの作動チェックしながらボア車独特の迫力有る鼓動が響いています。
ここから慣らし走行後各部チェックとなります。
今日はNMAX
今日はNMAXの125ccから、155cc純正仕様のボアアップです、125からお手軽ボアアップです。
これがネットで良く取引されている125を155にするキットです、ここで間違えてはならないのがECUです年式によって使えませんので販売元へ要確認です、場合によってはECUを捨てることになります、このキットの他にデコンプのシャフト、テンショナーガスケット、サーモパイプのOリングも同時交換したいものです。今回はECUは使えませんでした、国内純正を調達しました。
155のピストンです中央部が凹んでいます、これはシリンダーヘットが同一な為、圧縮を調整する為の凹みです。ストロークは同一です、しかし細かい事を言えばクランクシャフトは、品番が違います、レシプロバランスの違いからでしょうか?
いよいよ組み付けです。マニュアルに従い組み付けです、もしマニュアルが手元に無い場合は当店のボアアップキットのページに開示していますので参考にして下さい。
こんな感じで組み上げていきます、いつ見てもSTDのシリンダーを見ると綺麗に円周上にピストンの当たりが見えます、普通は縦方向に当たりが付くのですが、これがオフセットシリンダーなんでしょうか、ボアのシリンダーには縦方向のあたりが出ます、シリンダーのオフセット値が変わるのでしょうか?ヤマハは凄い。
組み終わりしばらくするとFIのチェックランプが点灯調べてみるとP0507、アイドリングが高いとの警告、調整しなおして再始動、問題解決、2019~2020は閾値が狭くなっている気がします2018以前は警告等が点灯した記憶が有りません当初1900rpmでしたので1600rpm付近に調整しました。今回の車輌は2020です。
当店販売中のOBDⅡスキャンツールです、ECU内部の数値を読むことも出来ますし、FIのチェックランプを消去することが出来ます、最近のチェックランプは修理してもチェックランプが消灯しません、ヤマハ純正のお世話になります、高い整備機器が無い当店では作業時には大変助かります。