今日のPIT
グリファスのボアアップキット
当店人気のボアアップキットとして、パーティーアップさんからボアアップキットを分けてもらっていますが、今日もいつものボアアップ組付けを始めたところ、順調に分解して各部清掃、スタットボルト増し締め、さてボアアップキットの下ごしらえと思い箱を開けると、冷却フィン付きのシリンダーが出てきました、不覚にも間違えてシグナスXのボアを注文してしまったか、とよく見るとなんか不思議物に見えます、シグナスXのような、グリファスのような、なんだこれ、これはパーティーアップさん新製品だ、バージョンアップしていました、知らなかった、初めて見ました、大至急ホームページの写真を入れ替えなければ、と思いながら作業続行、順調に進みます。
台湾のグリファス開発の凄いところです、それをいの一番にデリバリィーしてしまうパーティーアップさんは凄い、今後ますますグリファスの新製品に期待が高まります、国内でも台数が増えていますのでこれから楽しみです。
ベスパ ET4の修理
ベスパと言うと2サイクルを連想していましたが、今回は4サイクルの50ccです、ある一定走ると止まってしまうとの事、まずは燃料系のチェックからガソリンコックが負圧タイプですがガソリンが流れてきません、まずはコック交換、次キャブレーターオーバーホール、パイロットスクリューのパーツ欠品これを補充、まだ何となく調子が出ない、次、圧縮を点検、なんか弱い、この手の車両は整備データーが手に入りにくく、バルブクリアランスを点検、インテーク0、改めてデーターを探すことに、ありましたIN 0.10mm EX0.15mmやはりこんな数値でした、その後テスト走行10km調子良く走りました、意外とスピードが出るので驚き2サイクルのET3とまではいきませんが、十分車の流れに乗れます、ここまでは良かったのですが次なる壁が立ちはだかりました。
過充電!
グリファス定番のボアアップ
シグナス グリファスの定番のボアアップとして大流行のボアアップです、
TRHC-Partyup 181ボアアップキット STAGE1
パーティーアップさんより発売されているこのボアアップキットはお手軽に取り付けられて価格も抑えられています、181ccにハイカムなども付属されており満足いくボアアップキットです、当店ではこのキットをグリファス、X FORCE、NMAX125・155、Tricity125・155などにも装着しております、(Tricityはブルーコアエンジン4バルブ車)なんといってもノーマルECUで燃調がコントロールできるのがうれしいところです、最大回転数を9500rpm台に抑えたハイカムがパワーを絞り出し、また回転を抑えることによりエンジン内部消耗が抑えられ長くボアアップマシーンを楽しんでいただけます。
ボアアップキット組み込みが終わり、慣らし運転が始まります、交換した部品はTRHCの箱に収まりますので、そのままメットインに入れてお渡しできます、いよいよ楽しい時間が始まります。
今日のシグナスXのお客様
シグナスXのケースボーリングの依頼を受けたお客様がご来店しました、クランクのベアリングの勘合が気になり、ついでなのでチェックすることになりました、がしかしエンジンは車体に乗っている状態、なるほどケースだけを手に入れそちらでエンジンを組む作戦だったわけです、ケース加工をした後でがたがひどく使えませんとは、言えません、早速車体分解作業開始となりました。
シグナスXのケースボウリングの場合クランクベアリング勘合部のがたの点検も同時に行いたいものです、中には露骨にひどいものがあります、またスラスト方向(クランク左右方向)のがたも止めておきたいものです、この場合はシムの追加で解決しますので組み立てながらといったところです。
Tricity155 ボアアップその後の異音
Tricity155にパーティーアップのボアアップを組み込み後、早1万キロ走破のお客様からエンジン異音の知らせが、ボアアップのそろそろ寿命なのかななどど思いながら、、、症状は突然エンジンから音が出始めてゴトゴトと打音のような回転に合わせてのリズム、しかし5000rpm当たりあらは音は消えるとの事、カムのベアリングの損傷かな?しかし音色が違う、バルブクリアランスが大きくなるのであればもう少し高音域の音のはず、それに高回転域で音が止まるはずは無い、ヘットから下の損傷ならアイドリングの不安定が出るはず、などと考えながら、ヘットカバーオープン、バルブクリアランスに異常なし、あ!!カムチェーンが緩んでいる。
NMAXの初期モデルはリコールがあったと記憶がありますが、ある程度走行するとこのようなことも起こるみたいですね。
Tricity125(2V)セル空回り
Tricity125初期型2バルブエンジンで以前から気になっていたことがありました、ボアアップにてセルに負担をかけていたのですが、そろそろワンウェイクラッチが空回りしだしてそのうち交換と思っていたら、突然空回りでエンジンかからず、大変つらい思い出があります。今回のお客様も突然の空回りでエンジンかからず、Tricity125は構造上しょうがないんですよと説明したところ、裏切られました、(良い意味で)改善パーツに変わっていました、自分の以前交換した純正部品から明らかにパワーアップしています。(写真参照)
モンキーカスタム
リード125 JF45 エンジン不調
ホンダ リード125のエンジン不調の修理です、症状はアイドリング不調、始動性が悪いとの事、最近FI車が多いので、アイドルソレノイド、インジェクターの詰まり、スロットルボディーの汚れ、エアークリーナーの汚れなどありがちなところから見ていくと、なんとも改善無、プラグ、そしてエンジン本体とだんだん深みにハマっていく事に、結果的にはバルブクリアランスに原因が有りました、インテーク0.05mm、エキゾースト0mmと、なんとこんな事が、規定値のインテーク0.1mm、エキゾースト0.24mmに調整して一件落着、かなりバルブシートとバルブが摩耗していることでしょうが、とりあえず様子見です、またクリアランスが詰まってくるようでは分解してとなります。
シグナスX 充電不良
大人気のシグナスXもかなりの年月が過ぎ各部の劣化部品が多くなってきました、特に電装系は厄介です、配線はつながっているが導通抵抗などで予定の出力が出ません、今回はバッテリーの端子電圧は12.5Vぐらい出ていますが低すぎです調べていくとステーターコイルが断線していました、スター結線コイルの1本が断線です、別の修理したシグナスXはレギュレーターからバッテリーまでの配線が導通抵抗で出力が出ませんでした、できればメインハーネスを替えたいくらいです、この様な電気トラブルが多いです、ボアアップしてもこれではチカラ半減です、特にFI車はそれだけでもパワーアップになります。
Tricity125(2バルブエンジン)でも aRacer miniX 装着
Tricity125 2バルブエンジンの最初のモデルです、型式は2CM9,2CMB,2CMN,2CMT、となり車体番号はSE82Jー~始まるモデルです、販売年度は2014年8月から2015年12月まで、ヤマハさんの年式区分は2015~2016年とちょっとややこしい、モデル名はMW125、MWSは4バルブエンジン(ブルーコア)に替わります、この二年間の販売時期でも中古車市場には手ごろなものを見つけることが出来ます、当店のお客様でボアアップして、インジェクターを交換して楽しまれていたのですが、ついに aRacer 装着となりました、燃料の増減、点火時期、空燃比の設定など思いどうりです、まずは構成とスマホ画面を見ていただきましょう。
何も調整せずエンジンを掛けます、基本のMAPはSTDの125なのでエンジンは掛かります、インジェクターを大きいのに変えてあるため濃い感じです、フューエルベースの項目から全体の燃料を絞っていきます、この車両はこのぐらいで落ち着きました。
このようにかなりの項目が調整可能です、アイコンの中に斜が掛かり赤い鍵のマークのアイコンは課金することにより使用種ることが出来ます、この状態でもかなり遊べると思いますがいかがでしょうか。ご注文はこちらから。