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スタッフブログ

馴れ初め

レーサーレプリカ大好きな青年、タキタモータースからGSX125(177cc)を拝借し、夜な夜な山を登りに…
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先ずどういったバイクかを言葉にしてみる。 小柄とも大柄とも言えぬ車格、ピンクナンバーの先入観からホンダのNS-1に毛が生えた位だと想像していたが、近年の単気筒250ccより小さいかな〜位だった。
またがっただけでしっかりと造られていると直感した。 1番は "軽さ" かわいいアニメキャラクターのような女性でも簡単に引き起こせてしまうのではないかと思うくらいだった。これは面白そうだ、早く走りたい、と鼓動が高まる。
一昔のバイクより上げられたシート高からはスポーツを感じる。ステップに足を乗せると下すぎず後ろすぎず、ハンドルも同様遠すぎず近すぎずで街乗りもワインディングもどこでも行けそうな感じだ。
お待たせしました、エンジンを始動させます。鍵をひねると燃料ポンプの音!セル無し2ストキャブしか持っていない私には新鮮に感じる音。そして液晶メーターがオープニングされカッコいい。スロットルには触らず親指でセルのボタンを押す。普通だがもちろん始動した。
ナンバープレートの色からは想像できない速そうな音といった所でしょうか、WR'sのマフラーからしっかり太い音がドドドドド…と奏でられている。
 
202442155510.jpgふかしてみると加工したエアクリーナーからモトクロッサーの様な吸気音がする。もう楽しい。そして走り出した。
 
202442155719.jpg軽い!これ本当に4ストか?クラッチ、ギアの繋がりも良くヒラヒラと交差点を曲がってゆく。ブレーキも良く止まる。失礼だがこの時点でNS-1を見るような目はどこかに飛んでいった
誰かに後ろからアシストされているようなトルク感、加速感。低回転を使って乗れる。音、振動、心地良い。
さーてお山のきれいな空気でも吸いに行くかー。と自然になった。
 
道中のトンネルで新東名新区間越えまで観測、スプロケットは2丁上げらしい。 いくらしっかりしてるとはいえど、流石に3ケタを超えたあたりからのふらつきが怖かった。ヒビの入ったノーマルタイヤも原因の一つかもしれない。
 
さて、段々と登っていき、どんどん道が曲がり始める。 すげー!なんだこれ。伝わりづらいかも知れないが、ZZR400に初めて乗った時のような感覚になった。目で見た方に曲がっていく。 そして華奢な細いフロントフォークはなんと接地感がちゃんとあり、路面の状況ををしっかりと伝えてくる。が、道が悪いと頼りない。
リアサスも同様。ここら辺は是非手を入れていきたい。
 
よく知っている道になり、アクセルを開けていく。エンジンはaRacerのオートチューンのみのセッティングだが全然乗れる。まあまあ速いし。
だが、全開域でのパワーバンドが5000-8000回転と少し扱いづらく、アクセルオフからの開け始めが吹けなかったりしたりと煮詰める必要がありそうだった。
これがフレーム性能なのか?、少しのギャップ程度ならいなしてしまう。乗りやすい。単車みたいだ。
 
先程ブレーキがよく止まって良いと言ったが、気に食わない点が見えてきた。華奢なフロントフォークに大きなシングルディスクはやはりキャパオーバーなのか、ハードなブレーキをするとハンドルが切れていってしまう。要改善。
 
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そしてリアブレーキのABS。すぐ介入してしまい個人的にやりたい事が何も出来なかった。タイヤのせいかフロントは怖くて介入まで握れなかった。街乗りは最高に快適装備だが、個人的には重量もそこそこあるだろうからスポーツ走行するなら外したほうが良いだろうな、という感じだった。
軽い車体は減速帯に弱くふらついてしまう。ステアリングダンパー等も検討。
そして夜は更け気温も低かったので退散した。
 
初めましては「想像より普通でめっちゃ良いバイク」だった。ボアアップでバランスが崩れているような感覚は全くしなかった
次回はグリップするタイヤを入れていつだかの小僧の様に革ツナギに袖を通したい。

やっと温かさが

寒かった日中からやっと温かさがやってきました。当店の花壇(植樹帯)にもいつの間にかつくしのプチ群生が、季節は変わらずめぐってきてました。

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GSX-R150 セルモーター不調、始動せず

GSX-R150でよくセルが回らない、バッテリーが上がるとの症状が出ているみたいです、当店のお客様も新車で購入して間もなく始動せず乗れない日々を過ごしたYさんがいます、ネットなどでも幾つとなくそのような症例が見受けられます、対処法として高性能バッテリーの交換などで対応しているみたいですが、新車なのになぜ、GSX-R125より大きなバッテリーが付いてはいるのに、謎です。修理の場合いろいろなアプローチがありまが、手間や部品代など総合して何が良いのか、お客様次第です、今回Yさんが選んだのは、ちょっと手間がかかりますが、費用面で選びました、スクーターのボアアップ車両では、日常的な対処法です。

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この前慣らしが終わったGSX-R150

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セルモーターとエンジンアース部にラインが追加されました

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バッテリーのプラス、マイナスにラインが追加されました

 バッテリーからセルモーターへ行く配線をもう一本追加し、マイナスの配線を追加しました、写真では茶色の配線です、わかりやすくしたのではなく、たまたま配線が余っていたのでこの色になりました、部品代0円です、本来黒色でつなぎたいところですが、そしてプラスの丸端子の所は赤の収縮を噛ませたいところです、配線の太さは2sqぐらいより太ければ十分です、バッテリィーのプラスからスターターマグネチックスイッチ(スターターリレー)そこからセルモーターのプラスへ、マイナスはバッテリーのマイナスからセル近くのM6ボルトのマイナスへ、この3本の配線を繋いで完了です、カウルを外さず出来ました、この作業はYさんが行ったので0円です、この様な症状で悩んでいる方は一度試してみてください、症状が緩和されると思います、万が一症状が変わらなくともアーシングをしたと思ってください、FIは電気大事ですから、一つの事例として紹介いたしました。

 

TOKYO元気キャンペーン

東京都でTOKYO元気キャンペーンが3月11日より始まります、当店はPayPay対象店ですので、最大10%のポイント還元がもらえます、東京都の予算無くなり次第終了らしいですが、お早めにどうぞ、詳しくはこちらまで

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お店の入り口に張ってみました。

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何回引いても最大3等の連続技ですが、

今回のキャンペーンは外れなしですので、うれしい!

 

 

 

パーティーアップさんの181ccボアアップキット

長らく欠品していたパーティーアップさんの181ccボアアップキットが入荷してまいりました、お待ちのお客様に連絡です、パーティーアップさんアリガトー!・・・・商品の内容はこちらから

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モンキーカスタム

今回は4ストミニの雄モンキーです。たくさんのカスタムパーツ類が販売されていて目移りマシマシです。お客様の個性が出てくるマシーン作りのお手伝いですが、もちろんパーツチョイスはお客様、何をしたいか打ち合わせです、今回はヘットライト持参です。

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お客様のカスタム方向性に合わせ、持ち込まれたヘットライト、これに合わせメーターの移設に伴いメーターステー製作、各スイッチ類の移動、配線の加工、そのほか追加フォグランプの取り付けなど、アドリブ満載です。

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最近の流行り?綺麗です。

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ヘットライト交換によりサイドに鍵を移動しました、モンキーなどの4ストミニはカスタムの定番として、もはや定着してます、単なる流行りではなく、時とともに進化しています、これからも進化続けるのでしょう。

 

 

 

 

 

パーティーアップさんのボアアップキット

今回のボアアップはまたまたグリファスです、パーティーアップさんの181ccボアアップです。

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ボアアップの組付け時にパーティーアップさんの強化スタットボルトに交換します、伸び感がなくしっくりします、値段分有ります、商品はこちらから確認ください。

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バッテリーボックスと兼用のメットインを取り外します。

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外装はここまで外すと作業が出来ます。

 

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周りの補器類を外します。

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ここまで分解して折り返しです。

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シリンダーはギリギリでクリアーします。

 

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カムタイミングを合わせ取り付けです。

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バルブクリアランスを再点検。

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パーティーアップさんの181ccボアアップキット内容です。

 

 

リード125 JF45 エンジン不調

ホンダ リード125のエンジン不調の修理です、症状はアイドリング不調、始動性が悪いとの事、最近FI車が多いので、アイドルソレノイド、インジェクターの詰まり、スロットルボディーの汚れ、エアークリーナーの汚れなどありがちなところから見ていくと、なんとも改善無、プラグ、そしてエンジン本体とだんだん深みにハマっていく事に、結果的にはバルブクリアランスに原因が有りました、インテーク0.05mm、エキゾースト0mmと、なんとこんな事が、規定値のインテーク0.1mm、エキゾースト0.24mmに調整して一件落着、かなりバルブシートとバルブが摩耗していることでしょうが、とりあえず様子見です、またクリアランスが詰まってくるようでは分解してとなります。

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さすがホンダ車です外装の巧みな組み合わせあちらこちらに隠れているビス類素晴らしい。

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圧縮上死点はカムスプロケットの凸部で合わせます、近代のエンジンらしくローラーロッカアームです。

 

 

シグナス グリファス ボアアップ

このところボアアップの問い合わせが多くなりました、今回はシグナス グリファスです、FI になり燃料の調整に伴いECUの調整が必要となってきましたが、しかし調整不要のボアアップキットがパーティーアップさんから発売されています、ボアアップ費用も低く抑えられ、面倒な調整はいりません、グリファスの場合124ccから181ccになります、うれしいボアアップキットです、ボアアップキットとハイカムそれとパーティーアップさんオリジナルのインジェクターがセットです、このキットを組み付けて、後はノーマルECU(コンピューター)が徐々に燃調を学習してくれます、なんともらくちんです。このキットの詳しい情報はこちら

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エンジンは車体から外さない状態でボアアップキットの交換はできますがテール周りのカバート足元のカバーは外さなくてはなりません。

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周りのカバーを外せばこのようにシリンダーピストンと外すことが出来ます。

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走行約4000Kmのヘットです、カーボンはこんな感じです、組み付けるためにこれから清掃です。

 

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新しいピストンを装着です、今回はパーティーアップさんの強化スタットボルトも交換です。

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カムシャフトを交換したシリンダーヘット装着です。

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カムタイミングはカムスプロケットのケガキ線とヘット側のプレートのケガキ線で合わせます、次にバルブクリアランスの調整です。

 

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KOSOの水温計です、センサーからカプラーONなので取り付けも楽です、以前はaRacerモードが無かったのですが、日々進化します。

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補強バーですシ―ト下のカバーを加工するのが手間ですが商品のクオリティーは素晴らしいです。

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グリファスの垂直に近いリアサスペンションの取り付け角度を変えるリンク(30羊リアサスペンションロアブラケット)とKNさんのサスペンションをセットしました、サスペンションの角度が付き、とても良いです。

 

 

 

GSX-125 シリンダー交換

GSX-125のシリンダーのみの交換です。シリンダーの交換であれば、エンジンを下ろさなくとも交換できます。

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エンジン分解の折り返し地点です。

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ピストン装着。

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シリンダー装着、冷却水路は2か所です。

 

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カムタイミングを合わせます。

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バルブクリアランスを調整して終了です。

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分解前についていた状態のプラグです、かなりかぶった状態です、NGKの高級プラグなので、とりあえずそのまま装着、150ECUとインジェクターはさすがに濃いです、バルブ回りにもカーボンが付着しています。

 

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あのカブって顔色の悪かったプラグはどこえやら、新品のプラグのように変わりました、2~3km走行するとこんな状態になります、さすが世界のNGKですね、このままいきましょう。