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ジョンファクトリー

走り屋魂

先日ハイカムも組めてテンションも上がった所で近況報告も兼ねてコーヒーブレイクです。

瀧田さんからブログ見たお客さんから色々話されると伺いました。こんな駄文を読んで頂きありがとうございます。
お客さんの中に僕の書いた記事を瀧田さんが書いた記事だと思ってる方が結構いると。
よくよく考えてみたら自己紹介なんかした事なかったなと。そりゃ瀧田さんが書いたって思いますよね(笑)
実は僕、じょんと申しましてタキタモータースでテストライダーをやらさせてもらってます。よろしくお願いします!
と、いう事で僕が書いた記事が分かるように新しくジョンファクトリーというカテゴリを作成しました。
駄文が見たい方は是非(笑)

さて、タイトルにある“走り屋魂”(笑)についてです。
以前からすこしフロントフォークに違和感があってずっとオイル交換したいと思っていたんですが、中々腰が重くやっていませんでした。
そんな時に丁度走行会の予定が出来たのでキッカケとしてオイル交換をしました、閲覧注意です。

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信じられますか?(笑)これフォークオイルですよ?なんかくっさいし。色々ツッコミ所が多すぎます。色もそうですが泡・・・?みたいな。
恐らく35000kmくらい無交換で走ってました。ダメですね~。ちゃんと変えましょう。
外してみて初めて気づいたんですがインナーチューブが片側曲がってました。若干ですが。違和感なくてもやっぱり外して初めて気づく事もあるんですね。
定期的なメンテナンスの重要さを再認識させられました。
こんな汚いの17の時に初めてフォークオイル変えたNS1以来ですよ。走り屋のガキンチョじゃないんだからって感じですね(笑)
あ、あとこのフォークスライドメタル無いんですね!NS1でもあった気がしてそんなフォークあるんだ位の感じで思ってしまいました(笑)

走行会というのが先日井頭モーターパークで開催されていた“ちょいライド”という走行会です。そちらにお邪魔しました。
そこで事件が起きてしまいました。普通セッティングとかを変えたら慣熟走行しますよね。バカすぎてそれを吹っ飛ばしてしまいました。
フォークオイルの番手変更、トップブリッジやステムのトルクを緩くしたりもして。タイヤは新品入れて。同じように走れる訳ないですよね。
スピードが乗った所からヘアピンの進入でいつもの感じでブレーキングをしたら思ったより大きくリアスライドしてしまい、何もできずそのままハイサイド・・・
爆発してしまいました(笑)反省です・・・
にしてもこんなにも汚いと劇的にフロントの感覚が変わるんですね。ちゃんとタイヤが接地してるというか。どうなってるかわかります。
オイル交換を10000km以上してない方は絶対変化があると思うので是非やった方がいいですよ!!!(全然やってなかったけど)

被害状況はハンドルが曲がってステップが折れてシートレールが若干曲がったくらいですね。思ったより軽症です。
ハンドルは板金してとりあえず乗れるようにして、シートレールは言われないとわからない位なので放置。ステップですよ。問題は。
走行会の翌日にお店に行ったら丁度ハイカムが入ったタイミングで。組んでエンジン始動しちゃったもんだから一刻も早く乗りたいじゃないですか。
そこで走り屋魂を発揮して全開でステップを直すことに。周りを見るとお客さんがセパハンを短く切った時に出た端材が・・・
アルミじゃん!いい丸じゃん!という事で溶接をして切り刻んで完成!
その名も“今日試走できるよステップ”(笑)

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超雑に15分くらいで作ったんでクオリティは最悪です。足が乗ればいいんですヨ。
ステップはもう注文してあるので本当に試走用ですね(笑)
バイクって発想次第で不可能を可能にできるのがいいですよね。ちゃんとこの日はこのステップに足を乗せて夜な夜な試走に行きました(笑)
 

待ち望んだこの時

今回はエンジンの性格を決める“カムシャフト”
現在国内ではGSX125/150のカムシャフトは販売されていない。
今回は試作品のハイカムを提供して頂いたのでそちらを自分なりの視点で味わっていく。

実はブログ外でエンジンのつべこべを色々やってきた。ポート加工してみたりハイコンプにしてみたり。
勿論カムも。純正カムスプロケットを加工して動かせるようにして進角したり遅角したり出来るようにしたり。
結果、「変わらない」だった。微々たる変化はあったが・・・
2ストなら次はポート加工の段階。4ストはカムなので、もう根本的にバルブタイミング、リフト量を変えていく必要がある訳で
ハイカムが欲しくて堪らなかった。この時をどれだけ待っていただろうか。

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組むのが楽しみすぎてこんな雑な写真しかない。色んな物が写ってる背景は気にしないで下さい。
一見見た目は一緒に見える。当然全然違う訳だが、わかりやすい所で言うとハイカムの方はデコンプがついていない。
あとカム山が大きくて丸い(小並感)、よりカムを大きく開いてより長く開けるような形状になっている。
そして排気は進角、より早く開くようになっており、吸気側は遅角、遅く開くようになっている。
簡単に言うと高回転型という事だろう。
ちなみに私は2スト野郎。カムを見て性格が分かるタイプではないので適当である(笑)

特に問題もなく組みあがったのでエンジン始動。静か~。こんなに音が変わるものなんだろうか。
A/F(空燃比)は11くらい。低回転の効率が悪くなって濃くなってるのだろうか?暖気をしていく。
暖まってきて徐々に回転を上げていく。4000回転くらいでA/F16。うっす。
とりあえず死ぬほどセッティングが狂ってる。60℃まで暖気してオートチューンをかける。

レスポンス、悪っ。6000とかついてこない。ダメか~?とか思いながらレーシングを続けていく。
んー、なんかバン!バン!って感じじゃなくてブーン、ブーンって感じ。なんやねんとか思って全開にしたその時、電流が走った。
タコメーターが7000を超えたその時、それまでからは想像のできない猛烈な吸気音と共に凄まじい回転上昇をした。
これがハイカムか!?頭の中にはユーロビートが流れている。
前のカムが5500~9000回転にパワーバンドがあるとしたらこれは7000~始まってる感じだ。タコメーター終わりまでとんでもなく回っていく。
そしてここで電話が鳴る。内容は騒音。はい、すみません。調子に乗りました。冷静に吸気音やばすぎる。

乗りたくて仕方ないのでちょっとした直線へ向かう。言葉を選ばないでいいのなら低回転はゴミだ。使い物にならない。
7000以下は原付。NS1の方が進む。(言い過ぎ)でもきつい坂とか上らなそうなくらいだ。
でも7000からの音と加速感は初めて原付に乗ったあの日の少年の心という感じ。超楽しい。
街乗りの快適性を捨てるなら全然いいなという感じ。回す専用。

そしてセッティングを始める。もうね、やべえ。11000位までしか回っていかない感じのエンジンが13000のレブまで加速が止まらない。
15000とか回っちゃうんじゃないの?って感じ。セッティング取れてきたので理論馬力測定。
純正カム5°遅角セッティングより3馬力程上がった計算。もっと上がった気がするけど。

初めてのハイカムはかなりの効果があった。試作品なのに。
低回転の無さや上の回るだけな感じをもっと改善出来たらとんでもなく速そうだ。当店で販売予定なので是非口座からお金と喉から手を出してお待ちください。

熱中症

口が悪くなります。ごめんなさい。ホントここ最近クソみてぇに暑いな!!!全く!!!どうなってんだ!!!おじさんの若い頃はこんなに(((

連日ムカつく位の気温ですよね。ここ数年(?)は酷暑なりなんなり聞かなかった色んな言葉で暑さを表現していますよね。皆さんも外出する時、家に止めているバイクの横を早足で通り過ぎてそそくさと車に乗り込みエアコンをマックスにし、エアコンからエアコンに移動して暑さを凌いでますよね。わかります。こんな中バイクに乗って出かける様な奴はドMのバカですよね。本当に。

冗談はさておきバカである私はそんな夏真っ只中に中井インターサーキットの走行会にお邪魔して楽しんでたんですが・・・

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GSXのブレーキが熱中症になってしまいました(笑)
完全にペーパーロックなのかキャリパーが開くんだかしてしまってます。人間と違ってこんなになってもしばらく放置すると治りますが。

水温じゃねーのかよ!?って思いますよね。冷却系はボアアップ車両でありながらノーマルなのですが1回も100℃を超していません。あんなにちっこいラジエターなのに。NMAXとかグリファスとかのボア車もちっこいノーマルでよく冷えますよね。
昔NS1に乗っていた時に70ccくらいにボアアップしただけで水温問題に悩まされて大変だったのに・・・冷却ファンが台風クラスなんですかね?(笑) 効率問題なのか、技術の進化って本当に素晴らしいですね。

ちなみにタイヤもウォーマーなんか巻かないでコースインしても10分くらいでヌルヌル感というか熱ダレしてしまってもったいない感じでした。

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17インチってのもあるんでしょうが空気圧もシビアに調整して新しめな溝アリだったのでアブレーションとかはそこまで目立たなかったがとにかく食わなかった。

ブレーキに話戻しますが、ストレートのないようなコースなのもありコースインから5分くらいでタッチは悪化していき、10分15分で完全に握り切れてしまいました。
確かに普通のフルードで1回も変えてないかもしれないですが。色も綺麗だし夜走ることが多い分イケてしまってたのですが炎天下のサーキットでのハードブレーキには厳しいものがあったようです。

フルードを変えてみて解決する問題なのか・・・車だとフルードくらいでそんなに変わらないって聞いたことがあるしキャリパーを変えるしかないのか・・・はたまたディスクの肉厚を増すのか・・・社外あるんか!?
色んな事考えましたが今対向4POTとかのキャリパーってブレンボとかだけじゃなくて色んなメーカーがありますよね。
昔はビックネームだしやっぱりブレンボ以外あり得ない!なんて思ってましたが今は安価な類似品の精度もかなり上がってるのでコンマの領域を争わないならそこまで差はない、と思ってます。
シングルディスクだしキャリパー交換も以外に手の出しやすいカスタムなのかもしれませんね。費用対効果高そうだしかなり検討してます。ゴムホースですけどね(笑)4POT、入れたいな~

油漢のステップアッププレート

お久しぶりです。かなり投稿をサボっていました。
以前から楽なポジションだしコーナリング時に踏み込めるがどうしても擦ってしまってバンク角の限界が低くステップの高さに不満があったので純正ステップをバックステップに出来る物を導入した。

今回は当店でも取り扱っている油漢(ユカン/youkanworks)様製GSX-R/S共通のレーシングバックステッププレートキットを導入したのでそちらの紹介です。
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オレンジが印象のシンプルなパッケージ


内容は取扱説明書、プレート本体、シフトロッドエクステンション、アルミカラー、ボルト、ナット、ステー等となっている。取り付けにあたって用意するものは工具のみ特別な加工等なく完結する良心的な仕様。
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ジップロックの中が小分けになっていて個人的に感動した。

 

こちらが取扱説明書。写真付きで内容物や取り付けに関する要点などを細かく書いてあり不自由なく取り付けが出来た。
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ここまで丁寧な取説は珍しいんじゃないか!?って思ったけどよく考えてみたら新品でステップを買った事なんか殆ど無かった(笑)

取り付け比較

右側
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一目瞭然!!全然違う。勿論だが前傾も少ししているのでペダルの調整は必要。フルードのタンクやブレーキホース等も追加ステー、カラーで加工なくポン付け。ボルトオンってやつだ。

左側
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個人的にスムーズに走りたいならペダルの調整はかなり大切だと思う。以下同文。

芸術的な溶接のエクステンション。純正を活かして価格を抑えるという事なのだろうか。
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シフトロッド、なげ~(笑)こんだけ長さが変わると流石にシフトフィールが変わりそう。部品増えてる事だし。

 

見ての通り写真の画角が変わる程の変化である。早速跨ると、ステップを踵で踏んでしまった(笑)そのくらい後ろにオフセットされている。
気を取り直してしっかりと土踏まずで踏みなおし、座ってみるとかなり後ろに座りたくなった。そのくらい後ろになったイメージ。高さはそこまできつくもなく良い感じ。これなら純正みたいに擦らなそう。
純正が楽すぎるのがかなり大きいがやはりどこまでも乗れそうな快適性は失われたかもしれない。がNSR50等のスパルタンなバックステップとは違って慣れたら気にならない程度だと思われる。

さて走り出した。ブレーキは調整で違和感なく踏めた。シフトは誤差レベルだが気にしてみると純正よりは若干渋くなったのかな?という感じだった。自分はこれが気になるような繊細さは持ち合わせていない。
確かに純正よりは疲れるかもしれないがそのような繊細さは(以下略

そしてやっぱり攻めてみたくなりいつもの道へ。 感動した。思い通りのバンク角が確保できた。純正の時は中型ネイキッドで膝をするような露骨なフォームだったがこれは無理ないフォームで変に力まず滑らかに膝が擦れる。
昨今バックステップはチューンからドレスアップに寄って行ってどんどん高騰しているイメージがある中これが1万円ならとてつもなくいい買い物だと思った。

見た目もダサい訳ではないので派手なアルマイトがかかった様なバックステップでなくても良ければこれはおすすめ。ただ1つ、ポジションが固定なので全ての人にハマるという訳ではないのでそこだけは理解して頂きたい。
ちなみにこの車両がSという事もありハンドルが高く感じてしまって上半身の移動が難しくなり、結果ステップも踏めないイメージは感じた。
改善するとしたらやはりセパハン化しかないのだろうか。あとは後ろに座りたいのもあるのでタンクカバーが欲しいなと思い始めた。
もしSのバーハンのまま行くとしたら高さはそのままに前にオフセットしてバック度を少しなくしてみたい。少し楽になるかもしれない。
Rでの試乗をかなりしてみたいと思った。ライディングポジションって思ってるより大事なんだなと思った日でした。

コーヒーブレイク

走りまくって疲れた。気のせいかも知れないが乗り始めよりバイクとしてのフィーリングが悪くなっている気がするのでメンテナンスをしたい。
今日はオイル交換、ブレーキ清掃、チェーン清掃をやっていく。熱中してメンテしていたので最中の写真を1枚も取っていない。適当だしこれはブログになるのか…

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先ずは洗車。この時期は花粉、黄砂が罰ゲームの如く降ってくる。屋根付きの駐輪場での保管だが、屋根があるかどうかは重要ではないようだ。強力な洗剤でブレーキ回り、チェーンも綺麗に。

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ブレーキの清掃。
あまり普段からバラして掃除している人は居ないと思うが、安価で出来て、効果が目で分かる“チューニング”であると思っている。
キャリパーサポートを外し、キャリパーを取り外す。パッドピンのβピンを取り外し、パッドも外す。単車などではネジになっている事が多いが、GSXはレーサー同様ピン止めで工具が減って嬉しい。
パーツクリーナーを使い、ボディ、ピストンに着いた汚れを綺麗に洗浄し、おまじないのベルハンマーを吹き、ピストンを注意しながら工具で回したり押し込んだりして2つの出方が出来るだけ均等になるように揉む。
パッドピンは2000番で磨いて炙り、ベルハンマーで冷やすおまじない。可動部にはグリスを充填して動きを確認、問題がないのでディスクを清掃し元通り組付ける。
ホイールを回してみると一目瞭然。空転時間が10秒から30秒になった。これが高速の領域だと大きくなってバイクの転がりが変わる!気がする。タッチもほんの微妙だが変わった。

2024424135156.jpgチェーンの清掃。
おじさん先輩を見習いたい。おじさん先輩はいつも新品みたいなチェーンをしてて手で回すと他人の同車種より確実に回る。これが高速の領域だと・・・あとは光ってた方がカッコいいに決まってるのである程度綺麗にしていく。
洗車で汚れは落としたので、エアブローし水分を飛ばしてベルハンマー。この世の潤滑剤はベルハンマーで解決すると思っている。走行毎じゃないと基本的にダメだが、あるあるのチェーンルブよりは回るようになる。
注し方に流派がかなりあるが、自分はスプロケット接触面側、内側から外にかけて吹き付けていくタイプだ。これだと回った時に遠心力で外に行こうとするのでより浸透する。気がする。回しまくって馴染んだと思ったら拭き取って終了。

そういえばチェーンの張り方ってメーカーや人によって全然違ってこれも流派なのかなと思うが、自分はスイングアームや空転が抵抗なく動く限界まで張るのが好み。アクセルの伝達が早くなってより一体感が増す

オイル交換。
これに関しては1枚も写真がない。オーナー曰くボアしてから1度もやってないかもとの事。乗り始めた時は気にならなかったが、最近ギア抜けが頻発していた為気になっていた。上伸びない気がするし。
抜いてみるとまっっっっ黒だった。粘度もない。そして量が少ない。今まで整備の能書きをタレている奴とは思えない色だ…日常点検は大事。
よく油量×1000kmで交換が望ましいなんて聞くが、考えたくない距離を走ってそうだ、ギア抜けよさらばとでも言ったところか。今回は余っていたELFの10W-50をチョイス。4ストオイルは詳しくないのでワカラナイ。はやそう。

清掃、交換と言葉だと単純な物だが、ポイントを抑えてしっかりとした整備をすると体感が出来て達成感がある。割と簡単なので洗車のついでとかでいいのでブレーキ、チェーンはやってみて頂きたい。体感できる。
作業もしたので家に帰る。これに関しては発進から違う。軽くなった。アクセルを開けていくと薄れていくが、発進など潤滑や抵抗が機関的に大きく関わってそうなタイミングで違いが出る。それが何?と言われたらそれだけだが…気持ちいいじゃん?
ブレーキもタッチがよりダイレクトに。ボケていた視界にメガネを掛けたようだ。この感動はやった瞬間しかない。自分で手を掛けて、思い通りに動いて最高~とか思いつつ帰宅。

次回はついにセッティングをやっていこうと思う。進角燃料共に色々触っていきたい。

はじめての・・・

ストリートライフAct,2「ハイグリップタイヤ履いてみた」。そしてきちんと制服を着こなして走る・・・

 

2024418151228.jpgGSXを背景にタイヤが2本アップされている。左から交換前、交換後。
こんなに形違う事あんの!?位形が違う。真ん中がかなり盛り上がって見える。ぱっと見純正タイヤよりバンクの寝方が早くなりそうだ。

前回の走行では、タイヤの性能が不十分だった為満足な結果は得られなかった為タイヤを交換したい。
某ドゥーハン先輩をカツアゲ(笑)し、140サイズのスーパーコルサSC1をゲットした。60分走行との事で、まだまだイケる見た目をしている。

純正サイズは130だが、1サイズ上げになる。どう変わるのだろうか。

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フロントは形が大きく違う事はなさそうだ。ただ、触ると硬さが全然違う、誇張すると消しゴムと塩化ビニルくらい違う。超変わりそうだ。
フロントはBT39SSの100幅をチョイス。こっちは新品。こちらも純正は90サイズなので1サイズアップだ。


さて、交換も終えコーヒーも飲んだので家に帰る。バイクを暖気してグローブを着け、特に変わらない帰り道を流す。晴れ、気温は10℃後半くらい?家までの空気圧は冷間で1.8Kpa。様子を見る。
1つ目の交差点だ。あいにく走り出した瞬間に違いがわかる程のセンサーは持ち合わせていない。ギアを下げ、交差点を曲がる。ビビった。まずめっちゃ寝る、そして曲がる。けどまだ温まっていないのか、とてつもない恐怖感を感じた。
前後共にこれが接地感と言わんばかりに今路面がどういう状況なのかを伝えてくる。今履いたんだけど?と言いたい。

暫く走っていると、だんだん接地感が強くなってくる。スピードも上がってしまう。危ない。ブレーキが握れるフロントが自然と曲がっていくリアタイヤが接地して駆動を路面に伝えている
楽しみになってきたぜ、制服に袖を通し走るぞ。ワクワクが加速していく。家に着き、タイヤを触るとまあまあ温まっている。日が出ていれば大丈夫そうだ。

 

夜になったので制服を着て再び走り出す。スポーティーな走りをしたいので空気圧を変える。近所のガソスタで冷間で前後1.6に設定した。
タイヤを温める様な走り方をしながらよく知っている道へ。段々と曲がっていき、タイヤが食いついているのが分かる。少し違和感なのが、バンクの仕方と言えばいいのか、リアタイヤから寝ていくようなイメージで、フロントが遅れていく様な感覚で少し乗りづらい。誤差だと言われればそれまでだが、練習落ちの中古を使っているので正確な比較はできない。

タイヤもそろそろいい頃だろうか。ブレーキを奥で握り、アクセルを早く開ける。これはこれで乗りやすい。フロントのバンクが少しだけ遅れるお陰でブレーキが握れる。リアのバンクは早いのでアクセルを開ける姿勢に早く入れる。
テンションが上がっていく、どんどん詰めていき、身体をどんどん出していく。ステップを擦った。ステップはかなり低めな印象で、これは改善が必要だ
それでもアクセルを開け続ける。やっと滑った。このタイヤは立ち上がりで全開パワーをかけても全然滑らない。扱いやすい。

段々と乗り慣れていき、ずっと全開になっていく。この領域まで来るとリアサスが悲鳴をあげている。ずーっと動いてる。何かしらの方法で減衰を上げる必要がありそうだ。
にしてもいいバイクだ。操作に対してフィードバックがかなりある。次何をしたらいいかとても分かりやすい。曲がってる体感も接地感もかなり手に取りやすく感じた。

ブレーキもずっと走っているとタレてくるが、そこまで気にならない。メッシュホースにしたいぐらいだ。どんどん奥で握るようになっていく。
なんて思っているとついにアイツが介入してきた。ABSだ。一番スピードの乗るコーナーのブレーキングで邪魔してきやがった。ギャップで少し跳ねた瞬間にレバーが押し戻され、フロントが一気に孕んでいき恐怖だった。
サーキット等レース領域で走る場合はやはり取り外した方が良さそうだ。

今回の走行では以外にもフロントフォークの不満が出てこなかったのがびっくりだった。個人的にABSはあってもいい派なのでオンオフが切り換えられたりしたらいいな。なんて思った
リアサスはやはり社外品しかないのか。要検討である。ステップはバックステッププレートみたいな物を自作して純正をポジションアップが一番手っ取り早そうだ。

暫く走ったので次回はオイル交換、ブレーキメンテ、チェーンも変えたりしたい。

馴れ初め

レーサーレプリカ大好きな青年、タキタモータースからGSX125(177cc)を拝借し、夜な夜な山を登りに…
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先ずどういったバイクかを言葉にしてみる。 小柄とも大柄とも言えぬ車格、ピンクナンバーの先入観からホンダのNS-1に毛が生えた位だと想像していたが、近年の単気筒250ccより小さいかな〜位だった。
またがっただけでしっかりと造られていると直感した。 1番は "軽さ" かわいいアニメキャラクターのような女性でも簡単に引き起こせてしまうのではないかと思うくらいだった。これは面白そうだ、早く走りたい、と鼓動が高まる。
一昔のバイクより上げられたシート高からはスポーツを感じる。ステップに足を乗せると下すぎず後ろすぎず、ハンドルも同様遠すぎず近すぎずで街乗りもワインディングもどこでも行けそうな感じだ。
お待たせしました、エンジンを始動させます。鍵をひねると燃料ポンプの音!セル無し2ストキャブしか持っていない私には新鮮に感じる音。そして液晶メーターがオープニングされカッコいい。スロットルには触らず親指でセルのボタンを押す。普通だがもちろん始動した。
ナンバープレートの色からは想像できない速そうな音といった所でしょうか、WR'sのマフラーからしっかり太い音がドドドドド…と奏でられている。
 
202442155510.jpgふかしてみると加工したエアクリーナーからモトクロッサーの様な吸気音がする。もう楽しい。そして走り出した。
 
202442155719.jpg軽い!これ本当に4ストか?クラッチ、ギアの繋がりも良くヒラヒラと交差点を曲がってゆく。ブレーキも良く止まる。失礼だがこの時点でNS-1を見るような目はどこかに飛んでいった
誰かに後ろからアシストされているようなトルク感、加速感。低回転を使って乗れる。音、振動、心地良い。
さーてお山のきれいな空気でも吸いに行くかー。と自然になった。
 
道中のトンネルで新東名新区間越えまで観測、スプロケットは2丁上げらしい。 いくらしっかりしてるとはいえど、流石に3ケタを超えたあたりからのふらつきが怖かった。ヒビの入ったノーマルタイヤも原因の一つかもしれない。
 
さて、段々と登っていき、どんどん道が曲がり始める。 すげー!なんだこれ。伝わりづらいかも知れないが、ZZR400に初めて乗った時のような感覚になった。目で見た方に曲がっていく。 そして華奢な細いフロントフォークはなんと接地感がちゃんとあり、路面の状況ををしっかりと伝えてくる。が、道が悪いと頼りない。
リアサスも同様。ここら辺は是非手を入れていきたい。
 
よく知っている道になり、アクセルを開けていく。エンジンはaRacerのオートチューンのみのセッティングだが全然乗れる。まあまあ速いし。
だが、全開域でのパワーバンドが5000-8000回転と少し扱いづらく、アクセルオフからの開け始めが吹けなかったりしたりと煮詰める必要がありそうだった。
これがフレーム性能なのか?、少しのギャップ程度ならいなしてしまう。乗りやすい。単車みたいだ。
 
先程ブレーキがよく止まって良いと言ったが、気に食わない点が見えてきた。華奢なフロントフォークに大きなシングルディスクはやはりキャパオーバーなのか、ハードなブレーキをするとハンドルが切れていってしまう。要改善。
 
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そしてリアブレーキのABS。すぐ介入してしまい個人的にやりたい事が何も出来なかった。タイヤのせいかフロントは怖くて介入まで握れなかった。街乗りは最高に快適装備だが、個人的には重量もそこそこあるだろうからスポーツ走行するなら外したほうが良いだろうな、という感じだった。
軽い車体は減速帯に弱くふらついてしまう。ステアリングダンパー等も検討。
そして夜は更け気温も低かったので退散した。
 
初めましては「想像より普通でめっちゃ良いバイク」だった。ボアアップでバランスが崩れているような感覚は全くしなかった
次回はグリップするタイヤを入れていつだかの小僧の様に革ツナギに袖を通したい。