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スタッフブログ

TTMRC RRヘット装着キット

このところTTMRC のRR ヘットキットの問い合わせが多くなっています、キットには腰上だけの物に、クランクを追加するものと多種多様です、ですのであえてキット組ではなく、一つ一つお客様と話をしてオーダーを頂きます。

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昨日組みあがった219ccエンジンです、次の組み付けのRRヘットがスタンバイしてます。このところ水冷車が続いています、オイルを増やすよりシリンダーを水で冷やしたほうが安定します、オイルを少なくすると、無理が掛かるような気がします、オイルもすぐへたってしまいますし、ポルシェもオイル多いですから良いですかね。

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赤いフライホイールがおしゃれです。

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このエンジンはヘットカバーのデザインが今の一つ前です、もう何年も走り続けています、今回はスタータリングギアベース部の破損により、クランクケース交換しました、シグナスXのクランクケースも今や消耗品レベルです、クランク横方向のがたは毎回チェックですが、縦方向にがたが出てしまいます、要するにベアリングの入る穴が広がります、もうアウトです、特にフライホイール側が交換した台数から見ると多いです(当店では)パワーが出てくると致し方ないのでしょうか、V125みたいに圧入だと良いのですが。

 次はRRヘットのプチ歴史です。G5ヘットからここまで進化しました。

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左の金色ヘットカバーのヘットが初期モデルです、右側が今の現行モデルです、カムシャフトの互換性はありません、初期モデルはどちらかと言うとS-MAXのカムに似てました、

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2代目のヘットですが、今の現行モデルとヘットカバーのデザインが違うだけでそのほかは同じです、設計の確かさが裏付けられています、このヘットカバーが出たときはいろいろな色が出てました、上の写真の赤もその一つです、この写真には写っていませんが、エキゾーストスタットボルトも付属してます。サイドのカムホルダーカバーもこのモデルより追加になった重要な冷却部品です、いかに空気の当たる表面積を増やし、パワーアップによる熱エネルギーをいかに発散させるか、一つ手法です、このカバー単体でも販売してますので通常のビックヘットにも取り付け可能です。

 

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RRヘット内面です、広々としたカムフロアーです、この中でミスト状のエンジンオイルが舞い踊ります。空冷エンジンの熱のやり所をこのような空間容積で補います、RRの浮き文字がかっこいい‼

 TTMRCの事。

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これはRRヘットを3Dプリンターで製作したモノです。台湾のTTMRC社より送られてきたものです、当店の店名を入れてくださいました、うれしい限りです、店内で展示してますので、ご来店の際にはぜひご覧ください、

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昨年11月の台湾0~50大会のモトチャンプの記事です、台湾ラウンドをTTMRCが総なめです、そしていくつかのワールドレコードも樹立しました、まさに台湾パワーおそるべし、今年も11月に開催されるのでしょうか、その時、またいくつかのワールドレコードが刻まれるのでしょうか、TTMRCによると今現在今年も参加するとの事でした、楽しみですね。

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いかがですか、TTMRC RRヘットの世界です。

ぜひご検討ください。

 

 

 

シグナス ドリブン

今日はシグナスX44Jのリコール作業です。

シグナスX2型、まだまだ人気があります、リコールでの作業でなく、それとは別の部品交換で預かったのですが、PCで車体番号入力すると、リコール対策未実施車両でした、作業ついでにリコール部品を注文です。

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ドリブンAssyとウインカーハーネスの交換です、ドリブンAssyにはカバーのゴムパッキンも付属してます。

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ここで問題です、トルクカム溝にはグリスが全くついていません、グリスはどこにあるのでしょうか、ホンダみたいに別にあるのでしょうか。

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答え、ドリブン内側に見覚えのある、ヤマハ特有のあのグリスが入ってました。

リコール未実施の車両がまだ、手元にあるかもしれません、各メーカーのホームページにて確認できますので、一度確認してください、リコール対策できないとメーカーも困ってしまいますし、ましてや大事な自分のバイクですから。リコール対策は買ったお店以外でも実施できますので、お近くのバイク店などに相談してください、また各メーカーのお客様相談窓口でも近くのバイク店を紹介してくれます。

シグナスXのドリブン問題の補足:メーカーではドリブンが回転することで、遠心力によりカム溝に塗布(グリスが入っていく)されるとの事でした、ですから新品を組み付ける場合、このまま(写真の状態)取り付けてくださいとの事です、メンテナンスの時、カム溝にたくさんグリスを詰め込む方がいらっしゃいますが、あまりよろしくないみたいです、レースなど特殊な場合は、溝にグリスを詰め込み変速を遅らせる事が目的で、詰め込むことが有るそうですが、一般公道ではグリスが多すぎて飛び散ってしまい、ベルトやクラッチの滑る原因になる可能性もあります、私は溝にグリス分が全くないのも嫌なので、薄くヤマハ純正グリスを塗布して組み込みます、それとオーバーホール時は、ドリブン内側を確認してグリスが無いようであれば追加し、中のグリスが汚れていれば入れ替えます、長いことメンテナンスしていない車両はグリスが無い場合が多いです、ご自分のスクータを確認してみてください。

 

シグナスX DOHC 修理

今日は預かっている、DOHC シグナスXのタペットシム選定です、前回点検時はタペットシムの厚みが出回っている物の最小値でかろうじて合わせることができ、今回はバルブ等の交換、加工を考えていたのですが、測定したところ広くなっていました、摺動部の摩耗、バルブシート部の安定?などでしょうか、とにかく助かりました(金額的にも)。このエンジンはとにかく回されているので、13000rpm平気で回すお客様です。

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KNさんのKOSO DOHC と、TTMRC 旧型水冷シリンダーです、DOHC専用のシリンダーキットが販売されていないので、初めの組み合わせは、TTMRC にすべてお任せでした、ピストンを手で削ったりしません。

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KNさんのDOHCは比較的薄めのシムを使っており、当店のシムボックスも広範囲にそろえているのですが、今回の選定予想は出回っている最小値ギリギリでした、KNさんのDOHCはサービスホールが無いので、カムシャフトを手で押し付け、シックネスゲージを差し込み測定していきます、測定の結果手持ちのシムで合わせることが出来、まずは一安心。あとは、シリンダーキットの表面処理を待ち、新品のクランクケースが届くのを待って腰下組み立て開始です。

 

Z125 aRacer入荷

aRacer の扱いを始めてどんどん新機種の注文があります、皆さん aRacer の良さに気付かれたのかな、と同時に当店に注文していただき感謝です、当店は aRacer の日本代理店ではありませんが、今まで100人以上のお客様に使っていただいております、それも、aRacer が入門用として開発した mini5 です、もっとFI チューニングを楽しんでいただきたいと思っています、それには入門用の mini5 で遊んでいただき、お客様にも FI のことを楽しむためにメカニズムを知っていただきたいのです、エンジンのチューニングの場合、4輪などはコンピュータチューニングが今や当たり前ですが、そこに行くとバイクはちょっと遅れてます、過激なボアアップなどは見かけますが、メカチューンとコンピュータチューンのバランスが悪いように見受けます、これからバイクも新時代に突入です。

当店で販売した車種:NMAX、SMAX、マジェS、シグナスX 2.3.4(台湾仕様含む)、エアロックス155、トリシティー155、Z125、キムコレーシング180、グロム

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NMAXのベースガスケット

NMAX のボアアップを何台となくやらせていただいているのですが、125cc、155cc、2機種ある中で、ある共通点に気付きました、海外からボアアップキットを輸入して取り付けている方々や、適当に海外から輸入してテストもせずに販売しているメーカーの方々の話を伺うことが有り、販売している中でベースガスケットからのオイル漏れがあるそうです、私も何度か出くわしています、大半は組み方が悪いと済まされます、これは組み付けたユーザー、もしくはバイク店の整備士の方の責任となり、まさか商品自体の不良とは考えません、なぜなら修理を依頼したユーザーはボアアップをする前は漏れていなかったと思い、また多くの商品を販売している側は、同じ商品を販売して漏れない車両も有るので、商品に問題はないと思うでしょう、だから組み付けた人の責任になる、怪しい仕事はしないほうが良いに決まってます、2度目の修理となると自分で作業した方はやる気をなくし辛くなります、またショップさんの場合はもっと深刻です、赤字です、だから、ボアアップは壊れるからやらないほうが良い、と結論付けます。

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オイルラインを横切るように加工した時の刃物の跡が残っています。

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拡大すると良くわかると思いますがオイルラインの真上です。

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こちらは取り外したベースガスケットですオイル通路になってます。

 純正のベースガスケットはスチール製で表面にコーティングがされています、ヘットガスケットと比べると明らかにコーティングの厚みが厚いです、ヘットガスケットと同じ環境と考えればコーティングの厚みは一緒で良いわけです、メーカーの優秀な人たちが考えたのですからきっと深い意味があるのでしょう、もしベースガスケットのコーティングをヘットガスケットと同じにした場合どうなるでしょう、私の今まで扱ったキットは8割がた、ヘットガスケットと同じコーティングでした、実際ボアアップを組んでみたらオイル漏れが起きました、やってみたら漏れました、お客様には腕の悪い整備士だと思われたんでしょうね、これも勉強です、ワハハ、笑ってる場合ではありませんね。

私の立場から言えばクランクケースは不良品です、でも純正のガスケットを使用すれば漏れません、ということは不良品ではない?   この写真のクランクケースは特別なものと思っているでしょうが、同じ”傷”のケースを私は複数見ています、それも同じところにに刃物跡が判をを押したように一緒です、深さはまちまちです、中にはパテ盛り(金属パテ)したクランクケースもありました、125ccでは見たことはありませんが、155ccの海外からの輸入品と国内の2017モデルあたりで、出くわしました、まさかこのために、ガスケットを特別なものにしたとか、ここから先はミステリーです、自由に推理してください。

最後のまとめとして、ボアアップを行う際、この部分に注意してください、特別のコーティングをしていない物がキットのガスケットで、そして刃物傷をクランクケースに見つけてしまったら、純正のガスケットを買いに行ってください、そのままで組むと後でつらい思いをします。

ここでコマーシャルです、当店のキットは大丈夫です。

 

 

 

NMAX にハイグリップタイヤを入れてみた‼

NMAX にハイグリップタイヤを入れてみました、ダンロップから販売されたTT93GPです、リアのサイズはノーマルと同じなのですが、フロントがノーマル110/70-13に対して120/70-13です、数値的には10mm太いことになります、とにかく装着。

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そんなに太く見えません。

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93フロントタイヤです幅113mmです。

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93リアタイヤです幅128mmです。

 

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横から見ても扁平感もいい感じです。

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ノーマルフロントです幅108mmです。

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ノーマルリアタイヤです幅129mmです。

 海外製のタイヤなども最近入ってきてますが、簡単に入手出来るものが安心できます、ハイグリップタイヤですから。

参考までに当店の販売価格(税込み)です、フロント、6610円 リア、7840円 交換工賃はフロント、1400円 リア、2100円 でお引き受けいたします。

aRacer 多種多様

aRacer mini 5 シリーズの定期便が入荷して来たのですが、NMAX155 用は王道の定番として、今回はキムコレーシング180が入荷しました、お客様からのご注文です。

2019815213447.JPGのサムネイル画像見えますでしょうか、中央のmini 5 です、車種の字体が他の物となんか違います、ちょと高級ですね、aRacer  は基本台湾車両用ですが、日本仕様に取りつける事も出来ました。

当店で販売した車種はNMAX155、NMAX125、これらのABS付と無し、シグナスX国内の2型、3型、4型前期、後期、台湾仕様も、もちろん含まれますが、台湾インジェクションの初期モデルは2型用では、取り付けできませんでした、マジェS前期、SMAX155前期、トリシティー155、キムコレーシング180、などが今まで販売した車種です、mini 5 本体とAF-1のセットが面白いのですが、mini 5 をとりあえず付けてみてそれからAF-1といった方もいらっしゃいます、つけてない方は、まずmini 5 の説明書を見てください、楽しいですよ‼

 

 

NMAX ボアアップキットの話

NMAX155、125対応のボアアップキットの問い合わせが、おかげさまで多くなってきました、TTMRCが製作したTRFボアアップキットですが、排気量が178ccです、他のメーカーさんのボアに比べ排気量は小さいですが、なぜこの排気量にしたのか、なぜシリンダーの外周が他社のボアアップキットより大きくなっているのか、これらの疑問が分かれば、他社のボアアップキットは選びません、さすがTTMRCと理解していただけると思いうます。

 
 
 
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   ボアアップ作業はエンジンを車体から外さなくともこのように、交換することができます、特殊工具等必要ありませんので通常の手工具で楽しんでいただけます、このボアのキットに当店ではTDR社の#02ハイカムをセットでお勧めしています、このカムによりTRFボアアップの性能がさらに引き出せます。次に、これらのボアアップとセットになるのが燃調を整えるフルコンです、以前から紹介しています、      aRacer mini  5 です。
 
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aRacerは、2016年モデルから現行モデルまで対応しています、ABS無し車両もMAPが用意されていますので安心です、aRacer に関しては当店で製作した取り扱い説明書も付いているので、スマホを操作できる方であればどなたでも使いこなせます、ぜひご検討ください。

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オニテナガエビ、二度目の納品です。

こんにちは、カムイ八王子です。

春にオニテナガエビを納品した我が母校から、追加の注文がありまして、またまた納品に行ってきました。

八王子から品川まで、下道を使って極力静かに運びましたが、約2時間半かかって到着です。

 

いつもの6号棟の前に駐車。

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今回はオスメス20匹納品で、画像はメスです。

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先生と少しお話をしていただき、その後は少し構内の散策。

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30年前は規則もゆるくて、構内はノーヘルのバイクが走り回っていましたが(笑)。

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朋鷹寮も建て替えられて、昔の面影は少ししかありません。

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今度の納品時には、周辺のお店(立川という中華料理屋は既に無かった...)の移り変わりを見てみたいと思います。

TTMRC ブランクピストンその後

当店のお客様でTTMRC のブランクピストンを購入した方のその後です。

リューターでピストントップやらバルブリセツなど削り終え、圧縮圧力確認となりました。

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なんと、17kPa超えました すごい‼ さすがにセルモーターは苦しそうでしたが、エンジンは絶好調。慣らしが終わるのが楽しみです。

ブランクピストンは注文でお受けできますのお問い合わせください、今回のお客様はシグナスX Φ63でした。