スタッフブログ
エニグマ V125 K5~K7 接続図
本日お客様より、V125のエニグマの接続図の問い合わせがありました、ディルツジャパンさんの好意で作って頂いたサブコン、エニグマでしたが、生産終了してかなり月日が経ちました、使っていただいているんですね、ありがとうございます。そのお客様の要望で、接続図を公開します。これからも長くお使いください。なお、ディルツジャパンさんのホームページから、携帯へダウンロードするアプリはK9用をダウンロードしてください。
改めて、NMAXのエンジンの凄さ!
先日、エンジンオイル量が極端に少なく(オイル交換を2年ほどしていない)ツーリング途中でエンストし、それでも走り続け、、仕舞にはエンジンかからず、走行不能状態の車両が入庫しました、一般的にはエンジン使用不能、新しい車輌に乗り換えですね、となるのでしょうが、当店は修理業ですので、とにかくエンジン分解に着手、お客様には、治らなくとも分解の工賃は発生する事、エンジン内部の損傷が読めないので、最低限の部品で修理をし、その後の故障に関しては責任は負えない事、などを理解していただき作業しました。
ピストンは見ての通りで、ここまで見るとオークションでエンジンを探し始めるはずなのですが、シリンダーヘット、カム、ロッカ、クランク等々点検するも、使用可能、出費を抑えて組みあがるのではと思い、とりあえずシリンダー、ピストンを交換、丁度中古部品が有ったのでガスケットだけ新品に、組み立て後エンジン始動、異音なし、何もなかったようにエンジンは回り始めました、しばらく様子を見るも問題ないので、お客様に引き渡しです。
結果的にはこの部品のみ交換しました、この部品とエンジンオイル、クーラントが追加です、シリンダーはピストンのアルミ材が溶着して一部メッキが剥離しています、ピストンは写真のようにインテーク側がいかにも潤滑不足でアルミ部が大きく焼き付いています、熱で変形したピストンスカート部、しかし割れてはいません、コンロットスモールエンド部も損傷無く、改めてエンジンの強さに驚くばかりです、ヘットガスケットも、水漏れなどの形跡は見当たりませんでした、これだけの損傷具合であれば水温もかなり上がっていたはずですが、ますます驚くばかりです。
新しいテクノロジーで開発された “BLUE CORE”エンジン最高です。
TTMRCよりNMAX用ハイカム発売
TTMRCよりNMAX125,155、Tricity155 用ハイカムが発売になりましたそれも2種類あります。

B-235カムです、ノーマル車の回転域をさらにパワーアップします。TDRカムの#01と同程度です。またこのカムよりおとなしいカムをお探しでしたら、TDRのコンペティションカム、もしくはKOSOのカムあたりがお勧めです。カムシャフトを交換の際には圧入のベアリングも点検してください、ゴリゴリ感はアウトです、ご用意してますよ、また交換に際してのマニュアルもありますのでホームページより閲覧してください。
TDR商品入荷
はるばるインドネシアよりTDRが入荷です。#02カムも、もちろん定番ですからたくさん入荷しました、現在TRFのボアが売り切れになってしまい、TTMRCからの入荷待ちです、台湾から発送しているはずなんですが、今頃飛行機の中ですかね、こんなに人気が出るとは思いませんでしたが、NMAX増えていますね、今日はエアロックス155のお客様が、ボアアップのため車両を預けていかれました、ボアはNMAXと同じTTMRCのTRFボアです、カムは上の回転域でパワーの出るもちろんTDR#02カムです、そしてaRacer mini5 エアロックス155用 アイドルストップバージョン & AF-1、今回のお客様はなんと特別なパーツを持ち込んでこられました ビックフューエルタンク、ビックスロットル、シンヤスパークコイル&キャップ、などその他いろいろ盛りだくさん、作業を始める前からワクワクしますね、今日はO2センサーのボス取り付けで作業終了です、作業内容はまた順次アップしていきます、お楽しみに。
保険修理顛末
今年の5月初旬、当店の代車が、事故で全損になってしまいました、お客様は転倒をしてケガをしてしまいました、バイクが全損なのに、幸いケガは入院するほどではなく通院で完治するとの事でした、代車のV125は全損だったのですが、T保険屋さんが相手の保険会社だったので、全損特約と言う保険システムで修理することが出来るとの事でした、このシステムが無ければ補償額2万円です、2万円では新しい125ccの代車は用意できません、ほんと保険はありがたいですね、この話を聞いて安心しました、と同時に保険の重要性を再認識しました。
さてV125の修理の方は、当店の代車だったので、他のお客様優先で作業の合間に少しずつ直していきました、と言うのも、相手の自動車が8月か9月に車検があるのでそれまで修理をしないとの事で、修理をしないと言うことは、それまでの間修理代金は支払われないと言うことです、もちろん示談の話もできません、なんとも身勝手なことです。
この話を聞いた時にには、バイクに乗っていた本人も怪我をして通院しているので、事が上手く収まればと思い、良いですよと返事をしました、過失割合も出ていませんでしたから、それに本人も相手のことを考えて、人身事故扱いにはせず物損にしたらしいです、事故の当事者の思いがまさに間逆です。
やっとV125は直ったのですが、修理代金がいまだに支払われません(9月25日時点)、、、、実際にこの5ヶ月間、結構長いですね、今思えば、別に過失でもめているわけでもなくこの長い時間、疑問が残ります、T保険屋さんの立場では、保険金支払いを先延ばしできるので、都合が良いのですかね?、そこで、いまさらですがT保険屋さんに聞いてみると、T保険屋さんの立場では、契約者がいつ修理に出しても関係ないそうで、関係ないと言うことは積極的に契約者には働きかけないと言うことらしいです(無駄な仕事はしない)、今回の場合は9月に車の車検が切れるので、その時に事故の修理も一緒に行う予定で進んで来ましたが、事故はお互いに悪いところがあり起こる物ですが(100対0は別として)まさに自分勝手な言い分です、このような時一般常識をアドバイスするのが保険屋さんだと思うのですが、いつ事故の示談をしても”自由”らしいです(何年かかっても)、このような対応はT保険屋さん内部の決まり事だと思うのですが、すべての保険屋さんが、こんな対応のはづありません、人は嫌なことは先延ばしにして忘たいものです、もしかすると修理代金を払ってもらえないのでは? 過失割合は9:1でバイクの過失が1割です、車の修理がいつになるか分からないとの事です、この事故車が日常に通勤に使用している車輌だったらと考えるとゾッとします、お客様はこの間車輌を使うことが出来ません、全損特約を使用すると修理が全て終了していることを最後に確認してから支払いの手続きに入ります、部分的に直して使い出すと、全損特約の範囲を外れてしまいます、この場合は当店としては、お客様に修理代金を立て替えていただくことになります、10万円以上の修理代金立替はなかなか大変です。
今回の保険会社の対応は、自社の契約者の立場を一番に守ることで、素晴らしい対応です、たぶん一番利益を出していることでしょう、何度か交渉の為電話連絡しましたが、その対応も素晴らしく、毎回電話口の対応者が変わります、そして毎回、担当者じゃないので分かりませんと答えてくれます、まさに完璧な防御です、お見事、バイク側の保険屋さんはこの話を聞いて、呆れていましたが、同業者としてはこのでたらめさ、手ごわい!と思ったことでしょう。
修理代金はやっと9月末に頂くことが出来ました、保険会社最大手のT保険、大手は怖いですね。まさに善意が裏目に出た件でした。
NMAX改造マフラー
お客様よりご依頼で、NMAXのマフラー内の触媒を抜く依頼が来ました、一般公道では法的に問題がありますが、お客様はサーキットを走行するとのことで、町乗りではないとの事でした、ならばと言うことで、作業開始。
そして
シグナスX、今日もエンジン
前回のエンジンを組み立て、新たに今回は、シグナスXのクランク交換とそれに合わせ、シリンダーセット交換です、この時にケースのクリアランスを確認しましたが、ケースはもはや寿命でした、同時にクランクケースの交換となりました、このところ立て続けてエンジン修理が多くなってます、エンジン楽しんでいる方が、多くいらっしゃるんですね。

ケース交換とと言っても、各ベアリング、ブッシング等、沢山ありますので右から左と言うわけにはいきません、このケースには、TTMRCのロングクランクが収まります、新品のクランクケースですが、スラスト方向の遊びがあるので、シム2枚追加です、新品のケースなので、調整はいらないかなと思っていましたが、甘かった、このエンジンが125ccでSTDのエンジンならよいのですが、流石にこれだけクリアランスが多いと、STDでもクランクの寿命に影響が出るのではないでしょうか。

このエンジンに取り付けるシリンダーキットです、色が違う所わかりますでしょうか、金属加工です.。
メニュー内容は
ピストン:WPC+HYPER
ピストンピン:WPC+DLC
シリンダー:WPC
トップリング:WPC+DLC
その他のリング:WPC+HYPER
このようなメニューでフリクションさんに加工していただきました、私は安心して丸投げです。
フリクションさんのブログ凄いことたくさん書いてありますので、エンジンオタクの方は必見ですよ。