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2024年6月

Tricity155 ボアアップその後の異音

Tricity155にパーティーアップのボアアップを組み込み後、早1万キロ走破のお客様からエンジン異音の知らせが、ボアアップのそろそろ寿命なのかななどど思いながら、、、症状は突然エンジンから音が出始めてゴトゴトと打音のような回転に合わせてのリズム、しかし5000rpm当たりあらは音は消えるとの事、カムのベアリングの損傷かな?しかし音色が違う、バルブクリアランスが大きくなるのであればもう少し高音域の音のはず、それに高回転域で音が止まるはずは無い、ヘットから下の損傷ならアイドリングの不安定が出るはず、などと考えながら、ヘットカバーオープン、バルブクリアランスに異常なし、あ!!カムチェーンが緩んでいる。

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外見上は元気そうなテンショナー

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ロットが力なく戻っている

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丸い鶴牧ばね?が折損してロットをホールドできずにカムチェーンの力で押し戻されています。

 

 

 NMAXの初期モデルはリコールがあったと記憶がありますが、ある程度走行するとこのようなことも起こるみたいですね。

 

 

 

アドバンテージワックス

アドバンテージワックスの発送方法の最近のトレンドです。

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 アドバンテージワックスの発送は9割がたスマートレターで発送しています、180円の封筒代金と20円は手数料を頂いております、日々袋詰めをして、お客様の住所など手書きで頑張っています、今まで届かなかった事ははなく、配達員さんには感謝です、もう一つのトレンドはハイビスカス、今年最初の開花です、ハイビスカスの花は一日で開花して翌日には花はしぼんで落ちてしまいます、なんと潔いことでしょう、日々精いっぱいですね。

 

 

Tricity125(2V)セル空回り

Tricity125初期型2バルブエンジンで以前から気になっていたことがありました、ボアアップにてセルに負担をかけていたのですが、そろそろワンウェイクラッチが空回りしだしてそのうち交換と思っていたら、突然空回りでエンジンかからず、大変つらい思い出があります。今回のお客様も突然の空回りでエンジンかからず、Tricity125は構造上しょうがないんですよと説明したところ、裏切られました、(良い意味で)改善パーツに変わっていました、自分の以前交換した純正部品から明らかにパワーアップしています。(写真参照)

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Tricity125-2型のブルーコアエンジンとレイアウトは同じです。

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これが、改良型ワンウェイクラッチです、旧部品番号で注文しても新部品番号になり、ヤマハより発送されます、シグナスXの強化バージョンみたいに、3玉から5玉に強化されあのベアリングケージが削除されています、これで少し無理ができます、以前は3回空回りして4回目にはエンジンがかかりませんでした。

10年前の車両でもちゃんと改善パーツが出るとは驚きです、流石ヤマハ、もしかして使っている方々の強い要望が届いたのでは、緊急出動で突然セル空回りでは仕事になりませんから、どのような方々が使っていてもユーザーとしては大歓迎です。

 

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ローラーはかなり摩耗していますが、ケージにより飛び出ないようにブロックされています。

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全体の眺めです、これでは全くかみ合いません。