2023年1月
アドレスV125も健在
V125 が入庫しました、症状:エンジンが始動しない、オイルが漏れる、セルモーター快調、早速点検開始、圧縮がないのでピストン、バルブ、焼き付き? スコープで燃焼室を覗くと、なんとピストン真っ二つ、15~6年以上前に多発したことを思い出しました、この症状多発から割れないピストンのTTMRCのを多用し始めるキッカケとなりました、当時TTMRCは鍛造ピストンを使用しており、デトネーションがひどく虫食い症状が出ても、割れませんでした、他メーカーはピストン形状の見直し等を行ったみたいです、今回の車両に使用されていたのはその当時物みたいです。
シリンダーヘットはK5ヘットでした、できる限りカーボン除去とバルブ回りも同様すり合わせとステムシール交換、やっぱり”TTMRC”いい眺めです。
GSX125 新商品なんちゃって
GSXをボアアップした際、抜け良いマフラーを付けた際、などでマフラーからのアフターファイヤーというよりも爆発音が気になってきます、その時の為防止パーツを揃えました。
PAIRキャンセラーキャップです、マフラー内に空気を送り未燃焼成分を再燃焼させる機構ですが、レースなどで社外マフラーを付けると気になります、排ガス対策の一環なのでお勧めにくいですが使用環境を考えてご使用ください。
最近GSX125が面白い
GSX125にTTMRCの68mmシリンダーセットと7.6mmロングクランクを組み付けて1年ほどになりますが、面白くって通勤に使用しています、このキット凄いです、スズキのノーマルの完成度は、V125を散々壊しまくったので承知の上です、スズキと言うメーカー、一台の車両を開発するまでの攻め込み方がすごい、案の定クランクにシムが入っているし、またかと思うほど、V125もシム入ってました、V100もですよ、もう嬉しくなります、GSX125もエンジンを壊していくとあちらこちらに、またV125の悪夢が蘇ってくることでしょう、わくわくします。
TTMRCのキットも1年テストしましたし、これから沼に入っていきます。
新年からエンジン NMAX
新年からの第一弾、NMAXのクランク交換です。新年早々の作業はNMAXでした、今年一年を占うように、ありがたい事です、作業スペースが変わりやっと慣れてきました、今預かっている数台のエンジン作業で1月はいっぱいです、2月以降のエンジン作業お待ちしております。

プーリーのナットの強度不足でしょうか、ナットを見てみると、グランドアクシス100と同じナットのように見えます、もう少し強度の有るナットを使いたいですね、この写真のナットはNMAXのフライホイールを止めているナットです、ネジ山が増えています、当店でエンジンを作業した車両には毎回お客様に確認して交換しています、緩む前に交換をお勧めします、お近くのヤマハショップさんで購入可能です。