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スーパーカブ JA10 ミッション不良

スパーカブJA10(中国生産)のミッショントラブルです、2速に入れるとギア鳴りとともにギアが入り難い、または入らない、JA07(タイ生産)の時と同じく2速のギアのドック部が磨耗しているのだろうと、分解ししてみると、案の定同じ箇所で、ギア、シフトフォーク、ベアリングなど交換して作業終了、のはずが、センタースタンドを立てていれば、問題なくギアが入るのですが、車体を傾けるとギア鳴りとともに入らなくなります、さて原因は?

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新品のクランクケースとシフトドラムです、ケースの面とドラムの端面が同じ高さです。

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こちらは今回のミッショントラブルのクランクケースです、シフトドラムが2mmほど出ています。

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左側シフトドラムは端面が異常なほど面取りされています、それに面取り部の仕上げがまるでヤスリの様、右は新品(対策品)です。

 この原因は、シフトドラムの端面が、クランクケースのストッパー部を削り、シフトドラムの左右のガタガ出てしまい、シフトフォークの移動量が減り(移動量制限)、ギアが正規の位置まで動かない為に、ギアが入らなくなってしまったようです、この部分のトラブルが、その他のギアやシフトフォークを破壊したのですね、この車両は販売から2年たってしまっていたので、保障では直すことが出来ず有償修理となりました、早速部品を手配すると、さすがホンダさんですね、注文すると部品が変更になっていて、対策品が届きました、このような事例が他に沢山あったんですね、もう少し早めに修理を着工していればこんなに出費しなくともすんだんですが、いずれにしても磨耗するのは時間の問題ですか?皆さんお早めに!

 

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