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ドリブンのグリスアップ一考

 ヤマハアクシストリートの、リコール作業をこのところ複数台行っている中で、一つ気になることがありました。リコールの内容は、ヘットガスケットの交換とドリブンの交換です、ドリブンの交換時に、念のためトルクカムピンのグリスアップ状況を確認したところ、ほとんどグリスらしいものは無く、うっすらと脂分があるだけです、リコール交換部品なので、そのまま組み付ければ良いはずですが、作業時にグリスアップが必要なのか?と、メーカーに確認すると意外な答えが返って着ました、「内面に付いているグリスが遠心力により外側のピンに達しますので、ピンにグリスアップはいりません」との事、日ごろトルクカムピンにはグリスを塗布しましょう、とお客様には言っていたのですが、メーカーはこの様に、考えていたのですね、勉強になりました。

2016224113919.JPGのサムネイル画像

全くグリスらしいものは見当たりません、組み付け時には、いつもの習慣でチョット、グリスを塗布し組み付けちゃいました。

2016224113952.JPGのサムネイル画像

内面には確かに、ふんだんにグリスが詰っています、このグリスが遠心力&熱によりピンに浸入するんですね。

 

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